エイダ(ADA)とは?特徴と将来性について初心者でもわかりやすく解説

エイダコインはCardano(カルダノ)とも呼ばれ、2017年10月にリリースされ、2018年6月8日時点では時価総額ランキング第8位のアルトコインです。またカルダノはイーサリアムの開発に携わったチャールズ・ホスキンソン氏が手がけたことでも有名です。オンラインカジノを扱うプラットフォームとして開発され、そこで使用される通貨が「ADA」です。そんなエイダコインの特徴や世界からどのように期待されているのか解説します。

仮想通貨 エイダコイン【ADA】の基本情報

通貨名:Cardano(カルダノ)

通貨略号:ADA

発行上限枚数:450億ADA

リリース日:2017年10月

マイニングアルゴリズム:PoS(独自開発したウロボロスと呼ばれるもの)

エイダコイン(ADA)の基本的な特徴

エイダコインはCardano(カルダノ)というオープンソースの分散型プラットフォーム上で使われる仮想通貨で、ADAと通貨略号になっていますが、読み方は「エイダコイン」と公式サイトにも表記されています。

ICOの開発段階ではオンラインカジノに使われる仮想通貨として開発されました。カルダノが使用されているオンラインカジノは、透明性と公平性を保ちゲームでの不正は不可能です。したがって金銭のやり取りにも信用性が保証された、次世代のオンラインゲームプラットフォームとして、現在の地位まで登りました。

またカルダノのプラットフォームが公開されると、オンラインゲームアプリが続々と作られました。さらにカルダノで開発されたゲームに参加するためにはエイダコインが必要になるので、カルダノゲームが広がることで、エイダコインの価格にも影響しやすくなっています。

ICOの際は日本でもプレセールされ、第4期と分けて販売されました。第4期の価格が1ADA=0.3円ほどでした。2017年10月にリリースされると、10円まで価格が上がりました。

仮想通貨バブルと言われた2017年年末から2018年1月は100円以上まで高騰したので、 ICOの時から持っていた人はかなりの利益になったはずです。

エイダコインの使用にはダイダロスウォレットが必要

ダイダロスウォレットとは、エイダコインをカジノゲームで使用する際に必要になる専用ウォレットです。エイダコインのために開発されたセキュリティが堅牢がハードウォレットです。エイダの送受信や、自身のトランザクション履歴を確認することができます。

ダイダロスウォレットはエイダコイン公式サイトからダウンロードすることが可能です。

公式サイト:https://www.cardano.org/ja/home-2/

またエイダコインは独自開発したPoS(プルーフ・オブ・ステーク)がマイニングアルゴリズムになります。つまり、このダイダロスウォレットにエイダコインを入れておくことで「ステーキング」というものを行うことができ、報酬をもらうことが可能になります。

ビットコインはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)というアルゴリズムですが、これは膨大な暗号計算を、世界中のマイナーと競争をして計算をし、最も早く計算をといたマイナーに報酬が支払われます。このシステムはコンピューターを稼働させるための膨大な電力が必要になり、現在、問題にもなっています。

エイダコインはこの問題を回避するため、PoSを採用しています。この仕組みは取引データがブロックチェーンに追記されると、次のマイニング報酬の取得権限をもつマイナーをランダムに選ぶシステムになっています。

ランダムですが、保有しているトークン数量が多いユーザーほど選ばれる確率は高くなります。PoSは計算で競う必要がないため、電力もさほど必要ありません。

エイダコインのカルダノのプラットフォームにもイーサリアムにもあるスマートコントラクト機能が搭載されています。スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に契約内容をプログラムすることで、自動的にその契約内容を執行するというものです。

プログラムする際は、開発言語を使用しますがイーサリアムでは「Solidity」という一般のプログラマーは使用しない開発言語を使用します。一方、カルダノでは「Saimon(サイモン)」というテンプレート化した言語が使用されています。

カルダノにはシンプルにコードを記述することができる開発言語が採用されています。そのためイーサリアムよりは複雑で難解ではない言語ということです。開発しやすい点がメリットとなっています。

カルダノの独自スマートコントラクトPlutus

カルダノのスマートコントラクトには独自に開発された「Plutus」が実装されており、カルダノ・コントロール・レイヤーというシステムによって、複雑で高度な契約がプログラムされていたとしても、瞬時に記録・実行することが可能となっています。

当初はオンラインカジノのために開発されましたが、そういった過程でさらに「納税」「税金の管理・統制」「法令や規則の規定」などの複雑な契約もプログラムできるよう改良されました。したがってカジノ以外でもカルダノは活用できる場を広げました。

これらの開発を行なっている組織が「IOHK」というエンジニアリング企業です。

カルダノに関わる3つの運営組織

カルダノには主に3つの組織が関わっており、カルダノ財団、IOHK、Emurgoという組織によって運営されています。

・カルダノ財団

仮想通貨にはよくビットコイン財団、ネム財団、ライトコイン財団など財団が存在します。財団は開発のサポートだけでなく情報を広く公開し、安全で健全な普及も行なっています。

カルダノ財団はスイスに拠点起き、カルダノのコミュニティサポートや商業的な規制、法的な規制などの各国の当局とも連携して運営を行っています。

・IOHK

IOHK(Input Output HK)とは、カルダノとエイダコインの開発を行っているエンジニアリング企業です。このメンバーにはイーサリアムの元CEOチャールズ・ホスキンソン氏がいることでも有名です。

ビル・ゲイツからも一目置かれた人物で、イーサリアムの開発でビットコインの弱点を補う技術を開発し、その時培ったノウハウを今度はカルダノでも発揮するのではと、世界中から大きな注目が集まりました。

またIOHKは2017年2月に東工大情報理工学院に暗号通貨共同研究講座を開講しました。東工大とブロックチェーン技術を共同研究していくと提携を結んでいます。

参考サイト:https://www.titech.ac.jp/news/2017/037581.html

・Emurgo

この組織は、カルダノのブロックチェーン技術を用いてビジネスを行おうとする起業のサポートや、ベンチャー企業への支援を行っています。カルダノのインフラ設立、普及に焦点を当てて活動しています。

起業のサポートだけではなく、カルダノの導入を検討している会社には、コンサルティング業務やカルダノのアプリケーション開発を行っています。

エイダコインの将来性について

エイダコインは数あるICOの中では成功している部類に入る仮想通貨で、仮想通貨バブルと言われていた頃よりも価格は落ちましたが、それでも時価総額ランキングで8位なのはそれだけエイダコインが期待されているとも言えます。

カジノ市場は世界中合わせると約18兆円あると言われています。日本でもカジノ法案が話題となっているので、今後、エイダコインが無関係のままとは言い切れません。またカルダノのスマートコントラクトの技術はカジノだけではなく、広い分野で活用されようとしています。

エイダコインの特徴と将来性のまとめ

 

エイダコインは当初、不審なイメージが広がっていた時期もありましたが、見事に成功したICOであり、優秀な開発チームとその技術は世界中から注目されていることは間違いありません。ロードマップもしっかりしている仮想通貨だからこそ、今後の動向はよくチェックして賢い投資を行いましょう。

ちなみにエイダコインは、国内の仮想通貨取引所では購入出来ません。購入の際は、国内の取引所でビットコインやイーサリアムを購入し、海外の取り扱いのある取引所に送金し購入する流れになります。

私は、国内取引所のbitbank(ビットバンク)でビットコイン購入して、海外取引所のBinanceに送金しADAを購入することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

でわwまったねぇ(^O^)/

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