リップル(XRP)とは?特徴と将来性について初心者でもわかりやすく解説

リップルは仮想通貨の中でも古い方で2013年9月にリップル社が1,000億枚を全て発行し、2017年にロックアップされるまで20円台をキープしていた仮想通貨です。リップルは暗号通貨2.0とも言われ、銀行間の国際送金をスピーディーに完結させる技術があります。そんなリップルの特徴や最近の出来事、将来性などを解説します。

仮想通貨 リップル【XRP】の基本情報

・通貨単位:XRP

・開発者:Ryan Fugger

・発行社:Ripple Labs, INC.

・承認システム:Proof of Consesnsus(リップルが選出したValidatorによって取引が承認される)

・発行上限枚数:1000億XRP

Ripple社が発行した仮想通貨XRPとは?

銀行間の国際送金をスピーディーに完結させる

仮想通貨はどこかの機関が運営管理する通貨ではないのが一般的ですが、正式名XRPはリップル社が発行した仮想通貨で、「リップル」というのはプロジェクト名の総称です。

XRPは何に使われてるのかというと、リップルネットワーク上に存在する暗号通貨で、リップル社がブロックチェーンを用いて開発したプロトコルを使い、銀行間で国際送金を行う際の手数料としてもXRPが使われます。しかも送金時間はわずか4秒で、しかもビットコインと違い格安の手数料で送金することができます。

法定通貨の国際送金はいくつかの銀行を経由し、為替も関わってくるので送金に時間がかかり、銀行ての処理に高い手数料を支払わなくてはいけません。国外に留学に行っている子供への仕送り、国外への出稼ぎ労働者が家族へお金を送る時、また企業間での国際決済など高いコストがかかっています。

そこで銀行や送金業社がリップルシステムを導入することで、相手銀行に直接、スピーティーに送金することが可能となります。XRPを介して複数の通貨の橋渡し役になっている通貨を「ブリッジ通貨」とも呼ばれています。

XRPにはマイニングが存在しない

リップル(XRP)はリリース時にリップル社が1,000億枚全てを発行済みで、リップルプロトコル(xRapid )を使った送金の際に手数料として消費されていく仕組みです。

つまりすでに全て発行されているので、マイニングという概念がありません。したがってビットコインのように普及の増加で決済が遅くなったり、スケーラビリティ問題で手数料が高くなることはありません。

またビットコイン含め多くの仮想通貨が採用している、マイニングアルゴリズム「Proof of Work」は暗号解読のためのマイニング専用コンピューターが必要であったり、莫大な消費電力などの問題がありますが、リップル社が開発した Consesnsusアルゴリズムは、そういった難点を克服しています。

ビットコインより早い取引

リップルネットワークはビットコインより早く取引を完結させることを目的としており、リップルはビットコインやビットコインキャッシュのように法定通貨に取って代わる通貨になるのではなく、金融機関と協力をしている点に金融業界は大きな期待を持っています。

リップルが1秒間に処理できる取引量は最大1,000件/秒ほどで、VISAなら4,000〜6,000件/秒ほどなので、クレジットカードまではいかないものの、ビットコインの処理能力が約7/秒、ビットコインキャッシュが約92/秒と比べるとどれだけリップルの処理能力が高いかが分かります。

Ripple社が開発したソリューション技術とは?

リップル社が銀行間の国際送金を円滑にするために開発された、「 Interledger Protocol (インターレジャープロトコル)【ILP】 」を統合したリップルソリューション(Ripple Net)は世界中の銀行や送金業社が注目しています。

現在、世界には約2億3,200万人の移民や海外出稼ぎの人たちが存在します。その多くは発展途上国の出身で送金のために高い手数料を支払っています。マイナーな国同となると、中間に挟む銀行も多くなります。

「Ripple Net(リップルネット)」はILPをベースとした即時グロス決済システムを使って、リップルネットワークに参加する金融機関を結ぶことで、格安の手数料でスピーディーに国際送金を完了させることを可能としました。世界で唯一の法人向け国際送金のために作られた、ブロックチェーンソリューション技術です。

リップルが提供する3種類のソリューション

リップル社が開発した、法人向け国際送金のブッロクチェーンソチューション技術ですが、リップル社は使用する企業によって異なる3種類のプロダクト(ブロックチェーンソリューション)を金融機関に提供しています。

xCurrent(銀行向け)

銀行や送金業社が xCurrentによって繋がることで、即時国際送金を可能にします。またリップルネットワーク上での送金メッセージを送ったり、エンドツーエンドのトラッキングを可能にします。これを導入することで送金コストを30%の削減が可能です。XRPは使用されません

xRapid(送金業社向け)

送金業社の場合、事前に送金先の現地口座に資金を準備しておく必要があり、その管理費もかかる状況です。そこでxRapid を導入することで、現地資金を仲介することなく国際送金が可能になる送金業社向けのプロダクトです。

仕組みは、送金する法定通貨を一度、XRPに変換し送金します。受け取り側は送金されてきたXRPを法定通貨に変換します。これにより送金コストを60%削減XRPも使用されます。

xVia(一般企業向け)

リップルネットに参加している銀行や送金業社を通じて、国際送金を行いたい法人や支払いプロバイダなどが活用するインターフェイス(API)です。トラッキング機能を搭載しているので、着金の確認や請求書などの送金情報をリアルタイムで確認することが可能です。XRPは使用されません

ここで注意しておきたいところなのですが、すべてのシステムで仮想通貨のXRPが使われるわけではないという点です。いろいろなポジティブニュースがリップルには流れていますが、システムが導入される=XRPの流動性や価格上昇に繋がる訳ではないので、しっかりと理解しておきましょう。

日本の大手銀行も参加する3月以降のリップルの動き

2018年1月4日は一時、1XRP=300円を超えましたが、16日以降は仮想通貨全体で価格の暴落が続きました。しかし3月5日のリップルは前日比で20%近い価格上昇があり、4月に入ってから価格が上昇し始めています。これにはいくつか理由があるのでご説明します。

・3月1日、大手金融企業ケンブリッジ社がリップル社のxRapidを試験導入

・3月1日、韓国Woori Bankがリップルソリューションを利用した国際送金テストに成功

・3月6日、リップル社CEOとコインベースCOOのAsiff Hirji氏がアメリカのニュース番組で共演。テレビ共演のニュースが3月5日に入ったことで、リップルユーザーがコインベースでの上場を期待して買いが増えた可能性があります。

・4月、リップルのxViaをアジア・ヨーロッパ圏の大手企業5社が導入すると発表

・5月、リップル社は韓国のCoinnone取引所が6月からxCurrentを利用して送金サービスをスタートすると発表

・5月14日、三菱商事と三菱UFJ銀行はイギリス大手銀行スタンダード・チャータードと共に、リップル社が開発した技術で国際送金の実証実験を開始

リップルの将来性とまとめ

 

リップルの技術は銀行や金融企業が大変期待している技術であるために、すでに多くの大手銀行がリップルネットに参加し、実証実験なども行われています。またXRPが実際に使われるプロトコルは送金業社向けですが、海外には大手の送金業社がいくつも存在し提携もしています。今後、リップルの活躍によって価格がまた上昇する可能性も大いにあるでしょう。

 

でわ、最後にXRPが買える国内のおすすめの取引所一覧です。

ちなみに、私個人の一番のおすすめは、bitbankです。

国内唯一の板上で指値注文が可能!しかも…手数料無料!!!(ー_ー)!!

いやぁ…お世話になってますwww

…ってことでwww、最後まで読んでいただきありがとうございます!!

またねぇ~(@^^)/~~~

リップルが買える国内のおすすめ取引所一覧

bitbank(ビットバンク)

QUOINEX(コインエクスチェンジ)

GMO(ジーエムオー)コイン

DMM(ディエムエム)Bitcoin

国内の取引所一覧