イオス(EOS)とは?特徴と将来性について初心者でも分かりやすく解説

イオスはイーサリアム上で開発されたERC20と呼ばれるトークンで、時価総額ランキング第5位に入ります。2017年7月からICOを1年間行いながら、取引所でも購入可能な変わったやり方をしていました。またICOでの調達資金は史上最高額になりました。そんなイオスの特徴や将来性について解説します。

イオス【EOS】の基本情報

通貨名:EOS(イオス)

通貨略号:EOS

ICO期間:2017月6月26日〜2018年6月2日

発行上限枚数:10億EOS

ブロック生成時間:約3秒

マイニングアルゴリズム:BFT-DPOS(PoSを基盤に独自開発)

開発企業:Block.one

公式サイト:https://eos.io

イオス【EOS】とは何か?

現在、時価総額ランキング第5位に位置するイオスは、イーサリアム上で開発したスマートコントラクトを利用したDapps(ブロックチェーンを利用したアプリケーション)を構築することに特化したプラットフォームです。

つまりスマートコントラクトを利用したアプリが作りたいとなった場合、イオスのプラットフォームを使うことで、アプリ開発が可能になります。

ブロック生成時間が約3秒なのでトランザクション処理が速く、イオスで開発したDappsを利用した際の手数料は無料です。通常なら少額でも手数料が発生します。そういった画期的な技術により、2017年6月26日にICOを開始すると、18時間で16億円を集めたことで話題となりました。

最終的に調達資金は4400億円を集め、ICO史上最高額を更新しました。またホワイトペーパーにも記載されている通り、2018年6月2日にICO終了後、23時間以内にトークンは移転不可になると発表されています。

つまりトークン自体に利用価値はなく、イオスの技術開発の資金調達のためだけに存在したトークンです。そういったことでも話題となり史上最高額のICOになったと言えます。

EOSトークンは、資金調達の為に発行されたトークン

技術的に注目されたことでICOでは大成功を収めましたが、さらに驚かされたのは「発行されたトークン自体に価値が将来的に出ることは証明できず、価値がない」と公式に表明したことです。ホワイトペーパーにも6月2日ICO終了と共にトークンの転移が不可能になると記載されています。

ICO期間中はテストネットとしてイーサリアムのネットワーク上で稼働していましたが、ICO終了と共にイオス独自のメインネットワークに移行することになったので、そのままマイイーサウォレットに保管しておくと、6月2日以降は移動ができなくなるので、本当に無価値の存在になります。したがってウォレットではなく取引所へ移すなどの対処が必要です。

また日本の取引所では取り扱っていません。海外のイオスを取り扱っている取引所になります。
・Binance
・Bitfinex
・OKEx
・Huobi
・Upbit
・Kraken

多くの海外取引所で取り扱われています。またICO終了前にイオストークンを保有している場合「条件を満たすことでメインネットワークへのローチン後、イオストークンを受け取ることが可能」であるとホワイトペーパーにも記載があります。

Bitfinex、Binanceはイオスメインネット版に対応することを表明したので、両社の取引所に移すことでイオスの変換が正しく行われるとしています。

イオス【EOS】のプロジェクトは多くの企業が期待

まだ詳しい商品やサービスが展開しているわけでもなく、しかもトークン自体には価値がないと発表しているにも関わらず、史上最高額の資金調達に成功している理由は、イオスの分散型アプリケーション(Dapps)の分散型オペレーションシステム(OS)に多くの企業が期待しているとも言えます。

開発者は今回のイオスのローンチは本当の意味でのローンチではないと話しており、イオスのロードマップでは現在は5段階目にあります。イオスソフトウェアの開発に期待がかかるのは、現在、主流なのがアプリケーションだからです。

スマートフォンが普及しほとんどのサービスがアプリ上で行われています。そのため管理者が存在しない分散型アプリケーション「Dapps」でサービス展開を考えている企業が今後急増すると考えられます。

イオス【EOS】の今までの価格動向について

イオスは仮想通貨バブルと呼ばれる前に誕生しているので、2017年12月後半ではやはり激しい価格の乱高下がありました。それまで1,000円以下の価格が、1月13日には2,000円近くまで上がりました。

その後は下落し、一番安くても400円近くまで下がりましたが、4月29日に2,000円を超え、1月の価格を超えるチャートの動きになりました。他ではあまり見られないチャートの動きです。

まだ公開され日も浅いので、流通数が少ない分、値動きも激しくなりやすいのが特徴です。2018年6月19日現在は、1,169円となっています。

ICOを象徴するようなトークンがEOS

block.oneという組織は開発したプロジェクトを理解してもらうためにICOでトークンを配布されました。ICOでは開発者によってトークンの配布の仕方は違いますが、中には購入者希望にどんどん配布するものもあります。

イオスでは10億トークンのうち2億トークンは最初の5日間で配布されました。以後は2017年7月1日から7億のトークンが、24時間ごとに200万トークンずつ350日間配布されるように、スマートコントラクトで設定されました。残り1億トークンは組織運営のためにblock.oneが保有しています。

そもそもICOとは、仮想通貨を利用してプロジェクトの開発資金を調達する方法です。プロジェクト内容を世界にアピールすることで、そのプロジェクトが良ければ発行したトークンを購入してもらえて、資本金が少なかったとしても、そのトークンで資金を集めることが可能です。

したがってトークン自体にこれといった使用用途がなくても、問題はありませんし、ありえるパターンではあります。ただイオスを真似たICO詐欺がまた増える可能性もあるので、出資する際の見極めは慎重に行いましょう。

EOS(イオス)の特徴と将来性についてのまとめ

 

イオスはDappsの開発を今後躍進させるかもしれない有望プロジェクトです。トークン自体には使用用途はありませんが、イオスに期待するユーザーが今後購入することで、価格が上がる可能性はあります。今後のイオスのニュースには注目です。

ちなみに、イオスは上記にある通り、国内の仮想通貨取引所では購入出来ません。購入の際は、国内の取引所でビットコインやイーサリアムを購入し、海外の取り扱いのある取引所に送金し購入する流れになります。

私は、国内取引所のbitbank(ビットバンク)でビットコインを購入して、海外取引所のBinance(バイナンス)に送金してイオスを購入することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

でわでわwまったねぇ~(^O^)/

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