アイオータ(IOTA)とは?特徴と今後の将来性について初心者でもわかりやすく解説

最近の家の家電はインターネットに繋がっているものも多く、テレビはもちろん、エアコンなども外出先から遠隔操作ができるものもあります。最近では冷蔵庫や炊飯器にもインターネットで繋がっているものもあり、外部から情報を収集する機能が備わっていたりします。そういったシステムをIoT(モノのインターネット)と呼ばれています。そこに目をつけて登場したのが、IoTに特化した仮想通貨IOTA(アイオータ)です。しかも、送金手数料がかからないという特徴も兼ね備えています。時代の流れに乗った、仮想通貨IOTAの特徴と今後の将来性について解説します。

仮想通貨アイオータ【IOTA】の基本情報

仮想通貨名:IOTA

略号:MIOTA

開発者:David Sonstebo

開発組織:IOTA Foundation

マイニングアルゴリズム:PoW(プルーブ・オブ・ワーク)

初期発行量:2,800兆枚

アイオータ【IOTA】とは?

家電がインターネットと繋がっている「モノのインターネット=IoT」が多く登場するようになりました。冷蔵庫や洗濯機、炊飯器などもネットと繋がり情報を収集できるようになりました。またエアコンは外から遠隔操作も可能な製品が登場してます。

正確にIoTとは、モノにセンサーなどのデバイスを組み込むことでネットに接続し、利用者が外から通信をして遠隔操作する仕組みを言います。つまり通信に必要なセンサーが入っていないものはIoTの対象外になります。

そしてIOTAとは、IoT用に最適化された新規のマイクロトランザクショントークンとして開発されました。IoTが直面するであろうスケーラビリティー問題の解決策としても開発され、送金手数料無料を可能にしています。

何十億ものIoTデバイスが接続されると今後予想され、インターネット環境の規模に合わせて非常に軽量で効率的に設計されているのがIOTAです。それを実現しているのが「Tangle」と呼ばれているIOTAの独自技術です。

アイオータ【IOTA】のTangleとは?

IoT デバイス間では小規模なデータ通信が行われますが、そのやりとりを手数料無料や、データの送受信において処理の遅延が起こらないようにするためのIOTAの独自技術「Tangle」が今、注目されています。

このTangleはビットコインを含めた仮想通貨の基盤にもなっているブロックチェーン=分散型管理台帳の構造を応用した技術で、複雑で重いブロックチェーンとは異なり、軽量で効率的な「有効日巡回グラフ(DAG)」構造を利用しています。

ビットコインでも使われているブロックチェーンのマイニングは、1つのブロックがマイナーによって承認されなければ、次のブロックも承認されず、取引処理が滞ってしまったり、処理の遅延が発生します。

一方で、DAG構造はマイナーが取引を承認するのではなく、取引を行う人が1つ前のブロックを承認できるようになっています。そのためスムーズな処理が可能となっています。ちなみに「Tangle」には「もつれる」という意味があり、ブロックチェーンのような直線的な設計ではなく、網目のようなもつれた分散型となっています。

Tangleのメリットについて

DAG構造を利用したTangleと直線的なブロックチェーンの違いが分かったところで、Tangleのメリットについて説明します。

①送金手数料なしで送金ができる

IOTAの大きな特徴として送金手数料の無料があります。それはTangleを採用していることで、マイナーによる承認作業がないために、マイナーに支払う手数料が存在しないからです。マイナーが存在する仮想通貨には少なからず送金手数料が発生します。

またIoTの場合は多くのデータ送信が行われます。そこで少額決済の度に手数料が発生してしまうと、せっかくのIoTに特化したIOTAが利用されなくなってしまう可能性があります。

少額決済に適したスピーディな決済と手数料無料はIOTAにはなくてはならない特徴でもあります。

②IoTデバイスのデータを安全に送信

IOTAは家庭にある家電でのデータ送信だけでなく、例えばレンタル自転車などにも利用することが可能です。レンタル自転車にIoTのセンサーを搭載し、レンタル会社がIOTAのTangleを利用することで、レンタル自転車の利用者は名前や個人情報をスマートフォンから入力し、仮想通貨IOTAで決済を行うことも可能です。

どの自転車がいつ、誰が乗ったのか、またどこに返却されたのかなど情報が安全に管理され、いつでも閲覧することが可能にもなります。端末のコンピューターのセキュリティはしっかりする必要はありますが、IOTA自体のデータが書き換えられたり、情報が紛失してしまうことはありません。

③IOTAの価格が安い

現在、IOTAは時価総額ランキングでは10位に位置しますが、価格は108円と手頃な価格になっています。IoTは今後注目される分野であるだけに、安いうちからの投資を考えているユーザーにとってはかなりのメリットです。

IOTAの課題となっている点について

IOTAが採用しているTangleはブロックチェーンのように直線的ではなく、網目のようにもつれたブロック生成が行われます。そのためチェーンが拡散するリスクがあると言われています。拡散すればデータや保管されている履歴の安全性が不透明になる懸念があります。

またDAGの仕組みはマイナーではなく、取引を行う人が1つ前のブロックを承認します。となると網目状のブロックが拡大することで、どのブロックを誰が承認したか分かりにくい構造になります。IoTの拡大が予想されているので、これらの課題を克服できるか注目です。

IOTAのロードマップについて

ロードマップは今後の計画が記載されいるものですが、IOTAは日本語訳されたものが公開されています。https://iotafan.jp/announcements/roadmap-20170917/#i-16

IOTAはアプリケーチョン開発が優先して開発されており、その中の1つの開発者へのチュートリアル、コードスニペット、及びリソースを中心としたIOTA Learnをセットアップする予定です。これにより、エンジニアはIOTAを利用した開発を行う際に、容易に学ぶことが可能となります。またプロジェクトやチュートリアルをホームページに掲載することができます。

さらにTangleは根本的に新しい概念です。IOTAはRythonのシミュレーションフレームワークに取り組み、クラスターとネットワークの設定、トランザクションの最終的な時間、チップ選択戦略や全体的な承認率のシミュレーションなどを行なっています。

その他の開発や技術的な改善が行われているので、IOTAのさらなる改良に注目です。

「IOTAを取り扱っている取引所」

IOTAは日本の取引所では取り扱っていません。海外の取引所になります。

・Binance

・Bitfinex

・OKEx

・Huobi

・HitBTC

など大手取引所で取引されています。バイナンスは日本人ユーザーにも人気の取引所なので、IOTAに興味があるなら登録も簡単なバイナンスを試してみるのもいいでしょう。

IOTAについてのまとめ

 

IOTAはIoT=モノのインターネットに特化した仮想通貨として注目され、2017年後半は一時的ではありましたが、時価総額ランキングでは4位まで上がりました。まだ課題が残る点もありますが、実用のために開発も進められています。投資を行う場合は、今後のIOTAのニュースに注目していきましょう。

ちなみに、IOTAは上記にある通り、国内の仮想通貨取引所では購入出来ません。購入の際は、国内の取引所でビットコインやイーサリアムを購入し、海外の取り扱いのある取引所に送金し購入する流れになります。

私は、国内取引所のbitbank(ビットバンク)でビットコインを購入して、海外取引所のBinance(バイナンス)に送金してイオスを購入することをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

でわでわwまったねぇ~(^O^)/

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